今日もルノアールで

ルノアールで虚空を眺めているときに更新される備忘録

視点を変えれば世界が変わる

気付けば大学で借りている本が150冊を突破した。加えて、研究との関連性が高いものはなるべく購入するようにしているから、デスクにはうず高く本が積まれており、部屋中に本が散乱している。別にこのままでも良いと言えば良いのだが、愛猫のひじきはトイレ以…

自分の機嫌は自分で取れるか?

先日、仕事をしながらポッドキャストを聞いていると、パーソナリティが「自分の機嫌を自分で取ることが必要ですよね」と発言し、アシスタントのアナウンサーがその発言に力強く同調するという一幕があった。数年前であれば、「確かにそうだよな」と納得し、…

猫に話しかけない

朝はバナナ。在宅勤務が始まった当初は、せっかく時間が浮いたのだからと豪勢な朝食を用意してみたりしたこともあったけど、朝からたくさん食べると消化にエネルギーが持っていかれてしまうのでやめた。ヨーグルトとかシリアルとか、いろいろと試した結果、…

待ち時間の長い病院だからこそ生まれる「対話」について

今、定期的に通っている病院の待ち時間は死ぬほど長い。この間は15時に予約していたのに、実際に診察されたのは17時を大きく過ぎていた。そんなとき、以前までの僕であれば「だったら最初から遅れることを見越し、予約時間を調整しろよ」と思っていただろう…

籠城日記 #6

GW最終日。つくねをつくった。つくねをつくったと言うと、なんでつくね!?と言われるけど、好きだし楽だし便利だし良いと思う。焼いてる途中、ふとレシピに目をやると塩の分量を間違えていたことに気付いた。4倍入れてた。うどんと一緒に食べたら喉が渇いて…

籠城日記 #5

ハヤシライスをつくった。寝かせるとうまくなる料理をつくると、明日以降が楽しみになることが判明。料理という行為自体に治療的効果があることは言われているが、こんな効果まであるとは。

籠城日記 #4

在宅になって1ヶ月ほど。多少リモート会議やらリモート取材やらに慣れてきた。同業に聞くと「楽になった」という声も聞くけど、自分はかなり苦手である。対面であれば現地につくまでの移動時間で気持ちが少しずつ整っていく感じがあるのだけど、リモートだと…

籠城日記 #3

炊飯器がないことに気付いたから買った。数年前、炊いたのを忘れて10日ほど放置していたら、どす黒い虫がわいており、炊飯器ごと捨てたのであった。炊飯器さえあれば、外出の頻度は確実に減るだろう。炊飯器がないと、籠城するにも限度がある。木曜日に届く…

籠城日記 #2

朝から大量の書籍が届く。「クイック・ジャパン」やら、仕事で使う資料やら。周りの友人に話を聞くと出費が減ったという人が多いけど、自分の場合は圧倒的に増えている。2日に1回は何かしら本をポチっているし、在宅環境を整えるためにデスクやモニターも新…

籠城日記 #1

昼前に起床。目玉焼きトーストをつくる。焼いてから乗せるのではなく、生のまま乗せてトーストする方式で挑戦しようと意気込む。マヨネーズで土手をつくってから乗せようとするのだけど、土手がなんの効力も発揮せず、するすると生卵がトーストの外に飛び出…

闘病明けの僕を救ったThe 1975

昨年末、心臓の病気が発覚し、ぼくは長期の入院生活を余儀なくされた。幸いにも、現在は特段不自由もなく生活を送ることができているが、「この治療の選択と結果ひとつで、その後の生活が大きく変わる」という岐路に何度も立たされた闘病生活を経て、今まで…

私が食べた本 #02『「コミュ障」の社会学』

早々に7割ぐらい読み進め、半年ぐらい放置の末、ようやく読み終わった。あまりに自分の関心にズバリの内容で、しかも自分がこれまで抱いてきた違和感をポンポン言語化していくものだから、大事に読もうと思っていたら、大事にしすぎて忘れていた……。「コミュ…

私が食べた本 #01『アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した』

月ごとに読んだ本をまとめるつもりが、冊数が多くなればなるほど腰が重くなり、更新が滞ることに気付いたので、これからは一冊ごとに雑に記録する。それでも続くかわからないが……。アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した作者: ジェームズ・ブラッ…

勢いで窯元に行ったら、人間国宝にお会いできた話

GWに京都で友人と会う約束があり、そのついでに急遽鳥取に2泊3日で行ってきた。鳥取と言えば、まず真っ先に「砂丘」が連想される。そして、最近では青山剛昌先生や水木しげる先生の出身地としても注目を集めており、空港や通りに作品の名前が冠せられたりし…

ラジオが聴けなくなった日

ピエール瀧さんが、麻薬取締法違反容疑で逮捕された。僕はそれほど熱心な電気グルーヴファンというわけではなかったが、この一件はことのほかダメージが大きく、まさに心にぽっかりと穴が空いたようだった。電気グルーヴとしてフジロックやソニマニ等々で観…

街の記憶

そういえば今年も確定申告に行ってきた。昨年は、ずぼらのくせに一人でやろうとして、三日三晩かかった。今年は同じ轍を踏まないためにも、サクッとたたき台を作り、税務署にGO。結果、一日で終わった。人に頼るって大事だ。帰り道、上野税務署裏の路地に入…

またオードリーに救われた話

この世には這ってでも行くべきイベントというものがあり、手負いの状態ではあったものの、『オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー in 武道館』に行ってきた。僕がオードリーのANNを聴くようになったのは、2013年ぐらいだったように記憶している…

私が食べた本たち(2019/01)

いつの間にか2月すらも終わっていたけど、1月に読んだと思われる本のまとめ。全部おもしろかった。 ベルリンは晴れているか ベルリンは晴れているか (単行本)作者: 深緑野分出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2018/09/26メディア: 単行本この商品を含むブロ…

煙草を吸わなくなるということ

煙草をやめた。いや正確に言うと、昨年末にわりと長期の入院生活を余儀なくされ、半ば強制的にやめることになった。大学生のときに周囲の影響で吸い始めたから、少なくとも5年以上は毎日吸っていたことになる。現在は、禁煙してから2ヶ月ちょっと。最初の1ヶ…

私が食べた本たち(2018/12)

12月に読んだ本の備忘録。諸事情により年末年始も入院を余儀なくされているため、かなり抜け漏れがあると思う(どんな本を読んだか忘れちゃう)。 しんがり しんがり 山一證券最後の12人 (講談社+α文庫)作者: 清武英利出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/0…

世界で最も尊いクリスマス

まさか病院でクリスマスを迎えることになるとは思わなかった。特別予定が入っていたわけでもなく(残念ながら)、病院にいると日付も曜日感覚もなくなるから、特に意識することもなく当日になった。そうしたら、夕食に「ザ・クリスマス」の特大チキンが出た…

その声が聞きたくて

久しぶりにゲームにハマっている。幼い頃からゲームは大好きだったし、小中学生の頃などは、毎週『ファミ通』『電撃PlayStation』などのゲーム誌を購入するほど、ゲームを欲していた。クリスマスや誕生日などの祝い事のときは必ずゲームソフトを買ってもらっ…

私が食べた本たち(2018/10)

10月に読んだ主な本の備忘録。 セゾン 堤清二が見た未来 セゾン 堤清二が見た未来作者: 鈴木哲也出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2018/09/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る西武百貨店に始まり、無印良品やロフトやファミリーマートな…

人生に“少年漫画”は必要だ

お盆につき、久しぶりの帰省。帰るまではそこそこテンションも上がっているわけだが、いざ実家に着くと毎度のことながら暇だ。そんなに親兄弟に話すこともないし、かといって勉強机の残った部屋で仕事する気にもなれない。必然、いつもダラダラと昔の漫画を…

さよなら青春

7月4日。チャットモンチーのラストワンマンにあたる「CHATMONCHY LAST ONEMAN LIVE ~I Love CHATMONCHY~」に行ってきた。チャットモンチーのメジャーデビューは2005年。ファーストフルアルバム『耳鳴り』が発売されたのは2006年。当時、僕は中学生。『シャ…