今日もルノアールで

ルノアールで虚空を眺めているときに更新される備忘録

籠城日記 #6

GW最終日。つくねをつくった。つくねをつくったと言うと、なんでつくね!?と言われるけど、好きだし楽だし便利だし良いと思う。焼いてる途中、ふとレシピに目をやると塩の分量を間違えていたことに気付いた。4倍入れてた。うどんと一緒に食べたら喉が渇いて仕方なかった。料理の失敗ってへこむ。この前、豚の角煮を煮込みすぎたら、この世の筋という筋を全て集めましたみたいな仕上がりになって、本当にお皿ぶん投げたくなった。

夜、たまたま友人の出演しているインタビュー記事を読んだ。彼は広告業界に進み、ずいぶん活躍しているということは聞いていたけど、本当に広告の人特有の言葉を使っていて驚いた(そりゃそうだが)。立ってる場所で言葉の使い方ってずいぶん変わるなあ。もともとあんまり歯切れの良いタイプじゃなかったのに、すごく饒舌な感じに喋っていた。なんだか複雑な気持ちになったけど、自分も自分で常に環境によって文体は変化しているのだろうし、ごちゃごちゃ言っても仕方ないな。向こうからしたら、みみっちいことばっかり言ってるように映るかもしれないし。またしかるべきタイミングで彼と会えることを楽しみにしつつ、そっとじした。

籠城日記 #4

在宅になって1ヶ月ほど。多少リモート会議やらリモート取材やらに慣れてきた。同業に聞くと「楽になった」という声も聞くけど、自分はかなり苦手である。

対面であれば現地につくまでの移動時間で気持ちが少しずつ整っていく感じがあるのだけど、リモートだとプライベート空間からいきなりバチッと公的な空間になるから、その落差に違和感が拭えない。対面より全然緊張してしまう。

あとは自分が喋っているとき、話し手であるという意識が前景化してくる感じがあり、それがすごく嫌だ。直接対面しているときは互いの役割に曖昧さが残っているが、リモートになるとハッキリと話し手と聞き手が切り分けられる感じがある。ZOOMだと話し出すと黄色い枠がつくし、ハングアウトだと画面が拡大される。

また、対面であれば話を聞いているときにシームレスに表情や動作でリアクションするところ、リモートだとそれらの言語がノイズになってしまうこともあり、その場で溶け合うというか、一緒に場がつくられていくみたいな状態になりづらいような気がする。まあこれは単純に自分の力不足なのかもしれないが……。最近はさすがに慣れてきたけど、まあ好きではない。

夕方、いよいよスーパーに買い物に行くのも億劫になり、Amazon Freshを試そうと試みる。ハヤシライスをつくろうとか、あれこれ妄想しながら必死に4000円分の食材をカートに入れたのに、精算するタイミングで今は注文できない状態であることを知る。先に言ってほしい。仕方ないから、明日物理スーパーでまとめて買い出しに行くことにする。

籠城日記 #3

炊飯器がないことに気付いたから買った。数年前、炊いたのを忘れて10日ほど放置していたら、どす黒い虫がわいており、炊飯器ごと捨てたのであった。炊飯器さえあれば、外出の頻度は確実に減るだろう。炊飯器がないと、籠城するにも限度がある。木曜日に届く予定。一緒にお米と、マンナンヒカリとかいうダイエット食品(?)を買った。友達がこいつで痩せたらしい。

今日届いた『予測がつくる社会』という本。最近は、自分のしんどさは管理やコントロールを欲望する社会にあるのかなと思っており、人の未来に対する認知や態度に強い興味があるのだけどドンピシャな内容。第1章から未来についての研究を概観できる感じがあり、めちゃくちゃ目が見開かれる。期待の社会学とか、そんな分野もあるのかとか、ギデンズは「未来の植民地化」という言葉を残しているらしく、どこでもギデンズ出てくるなと思うなどした。もっと硬いかと思ったけど、思ったよりも平易な文章で書かれており読みやすい。水曜日はこいつを読破しよう。

そういえば、数年前はばんばん外れ本を買ってしまっていたのだけど、頼みの綱だと思って買った本に裏切られたときの怒りって忘れないな。Twitterを見ていたら、3年ぐらい前に本で俺のことを裏切った著者のツイートが流れてきて、適当なことばっかり言ってんじゃなえよと当時の怒りが即時再生されてそう思った。本の恨みはでかい。

籠城日記 #2

朝から大量の書籍が届く。「クイック・ジャパン」やら、仕事で使う資料やら。周りの友人に話を聞くと出費が減ったという人が多いけど、自分の場合は圧倒的に増えている。2日に1回は何かしら本をポチっているし、在宅環境を整えるためにデスクやモニターも新調した。もともと集中力が長く続かないから、ちょっとでも気が散る作業環境に耐えられないのである。おかげでだいぶ快適になった。デスクは広いに越したことない。

最近毎日のように湯船に浸かっている。風呂のリラックス効果は侮れない。いつもはジップロック的なものに入れたiPhoneでアルピーのラジオを聴くか、しもふりチューブを観ているのだけど、今日今更Kindleが防水であることに気付いた。湯船に浸かりながらの読書の圧倒的快楽よ。『山本さんちのねこの話』を楽しく読む。うちの猫(ひじき)は、いつも僕がお風呂に入っているとき、脱衣所で待機してくれている。大変可愛い。何にせよ風呂読書はいい。一日の楽しみを発見してしまった。